海外文学読書録

書評と感想

トーマス・マン

トーマス・マン『ヴェネツィアに死す』(1912)

ヴェネツィアに死す (光文社古典新訳文庫) 作者:マン 光文社 Amazon ★★★★ 50歳の作家グスタフ・アッシェンバッハはミュンヘンに在住していた。ある日、彼は逃げ出したいという衝動に駆られて旅に出る。ヴェネツィアに辿り着いたアッシェンバッハは、ホテルで…

トーマス・マン『トニオ・クレーガー』(1903)

トニオ・クレーガー (光文社古典新訳文庫) 作者:マン 光文社 Amazon ★★★★ リューベック。大商人の父を持つトニオ・クレーガーは文学が好きで周囲から浮いていた。トニオは級友のハンスに好意を寄せるも、彼とは趣味が合わない。2年後、今度はダンスが縁でイ…

トーマス・マン『だまされた女/すげかえられた首』(1940,1953)

だまされた女/すげかえられた首 (光文社古典新訳文庫) 作者:マン 光文社 Amazon ★★★★ 日本オリジナル編集の短編集。「だまされた女」、「すげかえられた首 あるインドの伝説」の2編。 「その通りよ、かわいいおまえ! まあ、なんておまえは自由に大胆に率直…

トーマス・マン『魔の山』(1924)

魔の山(上)(新潮文庫) 作者:トーマス・マン 新潮社 Amazon ★★★ 第一次世界大戦前。見習いエンジニアのハンス・カストロプが、いとこのヨーアヒムが療養生活を送るスイスのサナトリウムを訪れる。彼はそこで三週間滞在する予定だったが、結核であることが…