海外文学読書録

書評と感想

キルメン・ウリベ

キルメン・ウリベ『ビルバオ-ニューヨーク-ビルバオ』(2008)

ビルバオ-ニューヨーク-ビルバオ (白水Uブックス) 作者:キルメン・ウリベ 白水社 Amazon ★★★ 「僕」ことキルメン・ウリベは、ニューヨークの大学で講演するため、バスク地方の都市ビルバオから飛行機で旅をする。彼は創作のための情報収集をしていた。画家の…

キルメン・ウリベ『ムシェ 小さな英雄の物語』(2012)

ムシェ 小さな英雄の物語 (エクス・リブリス) 作者:キルメン・ウリベ 白水社 Amazon ★★★ 1937年。ベルギーの文学青年ロベール・ムシュの一家が、スペイン内戦下のバスクから疎開してきた少女カルメンチュを引き取る。ロベールは高校を卒業後、経済的な理由か…