海外文学読書録

書評と感想

ヘルマン・ヘッセ

ヘルマン・ヘッセ『ガラス玉演戯』(1943)

ガラス玉演戯 (Fukkan.com) 作者:ヘルマン ヘッセ 復刊ドットコム Amazon ★★★ 演戯名人ヨーゼフ・クネヒトの伝記。カスターリエンでは学芸が重んじられており、少年クネヒトは音楽名人の引き立てもあって、その道の学校に入学する。ガラス玉演戯の修行を積ん…

ヘルマン・ヘッセ『知と愛』(1930)

知と愛 (新潮文庫) 作者:ヘッセ 新潮社 Amazon ★★★ マリアブロン修道院では、年若いナルチスが助教師として働いていた。そこへ良家の子弟ゴルトムントが預けられる。知の人ナルチスと愛の人ゴルトムントは、友情で結ばれるのだった。やがてゴルトムントは修…

ヘルマン・ヘッセ『シッダールタ』(1922)

シッダールタ(新潮文庫) 作者:ヘルマン・ヘッセ 新潮社 Amazon ★★★★ バラモンの子シッダールタとその友人ゴーヴィンダが、現在の生活を捨てて沙門の道に入る。3年後、2人は涅槃に達したというゴータマの噂を聞く。バラモンや王公も彼の弟子になりつつある…