海外文学読書録

書評と感想

エイモス・チュツオーラ

エイモス・チュツオーラ『文無し男と絶叫女と罵り男の物語』(1987)

文無し男と絶叫女と罵り男の物語 作者:エイモス チュツオーラ トレヴィル Amazon ★★★ 二千年前のナイジェリア西部に存在したラケツ・タウン。そこの王は予言によって宮殿から息子を追い出し、息子は文無し男と渾名される。さらに、副王は予言によって家から…

エイモス・チュツオーラ『甲羅男にカブト虫女』(1990)

甲羅男にカブト虫女 作者:エイモス チュツオーラ 筑摩書房 Amazon ★★★★ 短編集。「甲羅男カメのものがたり」、「カメの女房、ヤンリボのものがたり」、「村のまじない医」、「アジャオと跳ねる骨」、「悪をもって、悪に報いるなかれ」、「アカンケとやっかみ…

エイモス・チュツオーラ『やし酒飲み』(1952)

やし酒飲み (岩波文庫) 作者:エイモス・チュツオーラ 岩波書店 Amazon ★★★ やし酒飲みの「わたし」は仲間と一緒に毎日大量のやし酒を飲んでいた。ところが、ある日やし酒造りが死んでやし酒が飲めなくなってしまう。ジュジュを身にまとった「わたし」は、死…