海外文学読書録

書評と感想

ジョージ・ソーンダーズ

ジョージ・ソーンダーズ『十二月の十日』(2013)

十二月の十日 作者:ジョージ・ソーンダーズ 河出書房新社 Amazon ★★★ 短編集。「ビクトリー・ラン」、「棒きれ」、「子犬」、「スパイダーヘッドからの逃走」、「訓告」、「アル・ルーステン」、「センプリカ・ガール日記」、「ホーム」、「わが騎士道、轟沈…

ジョージ・ソーンダーズ『リンカーンとさまよえる霊魂たち』(2017)

リンカーンとさまよえる霊魂たち 作者:ジョージ・ソーンダーズ 河出書房新社 Amazon ★★★★ 1862年。南北戦争の最中、リンカーン大統領の息子ウィリーが急逝する。ウィリーは防腐処理を施されて墓地に葬られたが、そこには自分の死を受け入れられない霊魂たち…

ジョージ・ソーンダーズ『短くて恐ろしいフィルの時代』(2005)

短くて恐ろしいフィルの時代 (河出文庫) 作者:ジョージ・ソーンダーズ 河出書房新社 Amazon ★★★ 〈内ホーナー国〉は国民が一度に1人しか入れないほど小さく、残りの6人は、〈内ホーナー国〉を取り囲んでいる〈外ホーナー国〉内に設定された〈一時滞在ゾーン…