海外文学読書録

書評と感想

ジュリー・オオツカ

ジュリー・オオツカ『あのころ、天皇は神だった』(2002)

あのころ、天皇は神だった 作者:ジュリー・オオツカ フィルムアート社 Amazon ★★★★ 1942年春。アメリカで日系人に対する強制退去命令が出される。バークレーに住む一家は、母と娘と息子の3人暮らし、父はFBIによって逮捕・収監されていた。やがて一家は列車…

ジュリー・オオツカ『屋根裏の仏さま』(2011)

屋根裏の仏さま (新潮クレスト・ブックス) 作者:オオツカ,ジュリー 新潮社 Amazon ★★★★ 20世紀初頭。下は12歳から上は37歳の娘たちが、写真でしか知らない結婚相手を頼りに日本から船でアメリカに向かう。彼女たちは来るべき新生活に夢を見ていたが、現実は…