海外文学読書録

書評と感想

ヴィトルド・ゴンブローヴィッチ

ヴィトルド・ゴンブローヴィッチ『コスモス』(1965)

コスモス―他 (東欧の文学) 作者:ヴィトルド・ゴンブロヴィッチ 恒文社 Amazon ★★★ 部屋探しをしていた「ぼく」とフクスは、町外れの一軒家に間借りすべくその家に向かう。道中、2人は首くりりのスズメを発見するのだった。その後、宿泊先の部屋の天井に矢印…

ヴィトルド・ゴンブローヴィッチ『トランス=アトランティック』(1953)

トランス=アトランティック (文学の冒険シリーズ) 作者:ヴィトルド ゴンブローヴィッチ 国書刊行会 Amazon ★★★ 1939年8月。ポーランドからアルゼンチンに渡航したゴンブローヴィッチは、遠い祖国で戦争が始まったことを聞く。アルゼンチンに残ることにした彼…