海外文学読書録

書評と感想

フラン・オブライエン

フラン・オブライエン『スウィム・トゥー・バーズにて』(1939)

スウィム・トゥー・バーズにて (白水Uブックス) 作者:フラン・オブライエン 白水社 Amazon ★★★★ 大学生の「ぼく」は余暇に小説を書いていた。その主人公トレリスは罪と報いについての小説を構想しており、登場人物を何人か創造して自分と同じホテルに住まわ…

フラン・オブライエン『第三の警官』(1967)

第三の警官 (白水Uブックス/海外小説 永遠の本棚) 作者:フラン オブライエン 白水社 Amazon ★★★★ 若くして両親を亡くした「ぼく」は、仕事を雇人であるジョン・ディヴィニィに任せて自分は研究生活を送っていた。2人は同じベッドで寝るほど親密になっている…