海外文学読書録

書評と感想

ジュリアン・バーンズ

ジュリアン・バーンズ『太陽をみつめて』(1986)

太陽をみつめて (新しいイギリスの小説) 作者:ジュリアン バーンズ 白水社 Amazon ★★★ 1941年6月。戦闘機パイロットのトマス・プロッサーが、ドーヴァーの上空で太陽が2度昇るのを目撃する。そのことを本人から聞かされた17歳のジーン・サージャントは、空へ…

ジュリアン・バーンズ『人生の段階』(2013)

人生の段階 (新潮クレスト・ブックス) 作者:バーンズ,ジュリアン 新潮社 Amazon ★★★ (1) 19世紀。軍人フレッド・バーナビーと女優サラ・ベルナールは気球で空を飛んだ。(2) フレッド・バーナビーがサラ・ベルナールに結婚を申し込む。(3) 作家の「私」ことジ…

ジュリアン・バーンズ『終わりの感覚』(2011)

終わりの感覚 (新潮クレスト・ブックス) 作者:ジュリアン バーンズ Shinchosha/Tsai Fong Books Amazon ★★★ 高校時代、「私」と 仲間たちはエイドリアンの哲学的知性を評価して親友になった。卒業後、彼はケンブリッジ大学に進学し、「私」の元カノであるベ…