海外文学読書録

書評と感想

ギュスターヴ・フローベール

ギュスターヴ・フローベール『三つの物語』(1877)

三つの物語 (光文社古典新訳文庫) 作者:フローベール 光文社 Amazon ★★★★ 短編集。「素朴なひと」、「聖ジュリアン伝」、「ヘロディアス」の3編。 リエバールのおかみさんは、女主人の姿を目にするや、嬉しくてたまらないという様子をことさらに示してみせた…

ギュスターヴ・フローベール『ボヴァリー夫人』(1857)

ボヴァリー夫人(新潮文庫) 作者:フローベール 新潮社 Amazon ★★★★ 開業医のシャルル・ボヴァリーが、年増の妻を病気で亡くす。彼は農家の一人娘エマを後妻に迎えるのだった。エマは物語のような結婚生活を夢見ていたが、やがてシャルルの凡庸さに失望する…