海外文学読書録

書評と感想

エドウィージ・ダンティカ

エドウィージ・ダンティカ『骨狩りのとき』(1998)

骨狩りのとき 作者:エドウィージ・ダンティカ 作品社 Amazon ★★★★ 1937年のドミニカ共和国。ハイチ移民のアマベルは、祖国で両親を亡くしてからドミニカに来てバレンシアという女性に仕えていた。バレンシアの夫ピコは軍人をしている。あるとき、ピコの運転…

エドウィージ・ダンティカ『愛するものたちへ、別れのとき』(2007)

愛するものたちへ、別れのとき 作者:エドウィージ・ダンティカ,Edwidge Danticat 作品社 Amazon ★★★★ 2004年。35歳のエドウィージ・ダンティカは妊娠していた。一方、彼女の父親は69歳、肺病に罹って死にかけている。エドウィージは幼少期に伯父と祖国のハイ…