海外文学読書録

書評と感想

ハーマン・メルヴィル

ハーマン・メルヴィル『ビリー・バッド』(1924)

ビリー・バッド (光文社古典新訳文庫) 作者:メルヴィル 光文社 Amazon ★★★ 蒸気船が登場する前。商船の水夫ビリー・バッドが英国の戦艦に強制徴用される。ビリーは齢21にして英国艦隊のフォアトップマンになった。ところが、ビリーは先任衛兵長のクラガート…

ハーマン・メルヴィル『書記バートルビー/漂流船』(1853,1855)

書記バートルビー/漂流船 (光文社古典新訳文庫) 作者:メルヴィル 光文社 Amazon ★★★★ 日本オリジナル編集の短編集。「書記バートルビー」、「漂流船」の2編。 あの書記に関わるこれらの面倒ごとは、すべて永遠の昔から自分に運命付けられているということ、…