海外文学読書録

書評と感想

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン』(2004-2011)

ジョジョの奇妙な冒険 第7部 カラー版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) 作者:荒木飛呂彦 集英社 Amazon ★★★ 1890年。興行主のスティーブン・スティールが総距離約6000kmに及ぶ北米大陸横断レースを開催することになった。多数の参加者の中には、鉄球使いのジ…

スティーヴン・ミルハウザー『夜の声』(2015)

夜の声 作者:スティーヴン・ミルハウザー 白水社 Amazon ★★★ 短編集。「ラプンツェル」、「私たちの町の幽霊」、「妻と泥棒」、「マーメイド・フィーバー」、「近日開店」、「場所」、「アメリカン・トールテール」、「夜の声」の8編。 階段のてっぺんで、野…

京田知己『交響詩篇エウレカセブン』(2005-2006)

TVシリーズ 交響詩篇エウレカセブン Blu-ray BOX1 (特装限定版) 三瓶由布子 Amazon ★★★ 辺境の地ベルフォレスト。14歳のレントン(三瓶由布子)は英雄を父に持ち、現在は整備工の祖父と2人暮らし。リフをするのが楽しみの明るい少年だった。ある日、自宅に巨…

アンドルス・キヴィラフク『蛇の言葉を話した男』(2007)

蛇の言葉を話した男 作者:アンドルス・キヴィラフク 河出書房新社 Amazon ★★★★ エストニア。レーメットは森で母親と姉の3人で暮らしていた。森ではおじさんから蛇の言葉を教えてもらう。森の近くには村があり、その村は外国から来たキリスト教の影響下にあっ…

ヴィエト・タン・ウェン『革命と献身』(2020)

革命と献身 シンパサイザーⅡ 作者:ヴィエト タン ウェン 早川書房 Amazon ★★★★ ヴェトナム戦争後に二重スパイをしていた「私」は、紆余曲折の末に義兄弟のボンとパリに流れ着く。難民として入国した2人は中国系マフィアの傘下に入り、麻薬取引に手を染めるの…

ジュノ・ディアス『こうしてお前は彼女にフラれる』(2012)

こうしてお前は彼女にフラれる (新潮クレスト・ブックス) 作者:ジュノ・ディアス 新潮社 Amazon ★★★★ 連作短編集。「太陽と月と星々」、「ニルダ」、「アルマ」、「もう一つの人生を、もう一度」、「フラカ」、「プラの信条」、「インビエルノ」、「ミス・ロ…

丹沢恵『あしたもゲンキ!』(1996-2001)

あしたもゲンキ!(1) (バンブーコミックス 4コマセレクション) 作者:丹沢 恵 竹書房 Amazon ★★★ 建設コンサルタントの計画課。25歳の宮田ゆんは就職して7年目の正社員だった。彼女は童顔でおっちょこちょい、外に出れば道によく迷っている。同僚には個性…