海外文学読書録

書評と感想

2017-02-09から1日間の記事一覧

賈平凹『老生』(2014)

老生 作者:賈 平凹 中央公論新社 Amazon ★★★ (1) 国共内戦。父を亡くして孤児になった老黒が、地元の有力者に引き取られる。彼は共産党員の従兄と再会し、挙兵計画に参加する。(2) 土地改革。村では地主から貧農まで階級が設定され、村人たちはそれぞれ境遇…